ネット時代のデジタルプリアンプを作ろう

aeolian design tech blog (https://www.aeoliand.com) 室内音響 音場補正 Dirac Live の話題です

Dirac Live のバージョン履歴

Dirac Live のバージョン履歴

最新の Dirac Live アプリケーションはバージョン 3 シリーズになります.

このページでバージョン履歴を紹介していきます.

 

v3.0.0 (2020/6/3)

  • Dirac Live Bass Control 正式対応
  • ユーザーインターフェースの改良
  • テキストフィールドへのキーボード入力
  • Bass Control計算時のユーザーフィードバック
  • 測定されたスプレッドの表示機能
  • MacOS 10.11、10.12、10.13 非公式に対応

 

v3.0.4 (2020/8/17)

  • ログインしているユーザーを表示
  • モデルがサポートしているゲイン差より大きい場合でも,ゲイン調整を行う

 

v3.0.5 (2020/9/1)

  • スナップショットの数を制限してプロジェクトのファイルサイズを縮小

 

v3.0.8 (2020/9/30)

  • 測定開始までのカウントダウン設定が可能

 

v3.0.14 (2021/3/18)

  • Windowsでインストール時の管理者権限が不要
  • 既存の測定値を破棄せずにマイクのキャリブレーションファイルが変更可能
  • ウィンドウ最大化時の動作改善

 

64bit デジタルボリュームの設定

JRiver Media Center の 64bit デジタルボリュームを有効にしよう

以前,デジタルプリアンプのボリュームは 64bit 処理のため,通常のアンプと違って,ボリューム操作による劣化が発生しないという話をご紹介しました.

aeoliand.hatenablog.com

それでは,インストールした JRiver Media Center で 64bit デジタルボリュームを使えるように設定しましょう.

 

システムボリュームを最大に設定しよう

最初に OS のシステムボリュームを最大にします.

そのために,まずコントロールパネルからサウンドをクリックします.

f:id:aeoliand:20210717173419j:plain

 

再生で使用している USB-DAC のプロパティーからレベルを選択し,ボリュームを最大(0.0dB)に設定して下さい.

f:id:aeoliand:20210717173706j:plain

 

JRiver Media Center の「プログラム内部の音量」を使おう

次は JRiver Media Center の設定です.JRiver Media Center には 4種類のボリュームモードがあります.設定はトップウィンドウのボリュームアイコンをクリックし,その内の「プログラム内部の音量」を選択して下さい.これが 64bit デジタルボリュームです.

f:id:aeoliand:20210717174502j:plain

(※もし,ご使用されている USB-DAC の性能,またはその他の理由で,アンプのボリュームを使いたい場合は,「音量を無効化」を選択して下さい)

 

64bit デジタルボリュームの使い方

64bit デジタルボリュームの使い方は簡単で,ボリュームスライダーをつまんで移動するだけです.

f:id:aeoliand:20210717175118j:plain

 

その際のボリューム値は,再生されている曲名の下に表示されます.ちなみに JRiver Media Center のボリュームは 100ステップあります.

また,マウスでスライダーを動かす場合,いっきに変わってしまう場合があるので注意して下さい.そのため,「Ctrl」キーを押しながら「+」,「-」キーを押すことで,1 ステップずつボリュームを変えることができます.

 

アンプのボリュームについて

以前ご紹介したように,アンプのボリュームは絞れば絞るほどノイズが増えます.

aeoliand.hatenablog.com

一方,64bit デジタルボリュームではそのようなことが起こらないため,音にこだわる方は,アンプのボリュームはなるべく大きな音に固定し,実際のボリューム調整は JRiver Media Center の 64bit デジタルボリュームを使うのがいいでしょう.

 

では,どれくらいに固定すればいいのでしょうか.

スピーカーに耳を近づけ,無音状態でアンプのボリュームを大きくしていくと,スピーカーから聴こえるノイズが増えてくると思います.これが聴感上,気にならない程度で固定してみてください.この際,JRiver Media Center 以外の音源がアンプに接続されている場合,JRiver Media Center 以外に切り替わった時に,最悪,システムと耳にダメージが出る可能性がありますので,セレクター操作には十分注意して下さい.もちろん,OS のシステム音にも注意して下さい.これはあらかじめ無効にしておくといいと思います.

なお,PC オーディオでのノイズの話は奥深いものがあるのですが,お使いの PC がラップトップであれば,バッテリー駆動にするとよいでしょう.

 

JRiver Media Center の「ボリューム保護」も使おう

アンプのボリュームが大きな音に固定されている(あるいはパワーアンプ直結)場合,念のため,JRiver Media Center の「ボリューム保護」を有効にしておきましょう.

f:id:aeoliand:20210731091059j:plain

ボリュームアイコンをクリックした後,「ボリューム保護」をクリックして有効にするだけです.

これにより,予期しない事態で大音量になることが防げます.具体的には,

  • 一度に 5% 以上の音量を上げることができないようになる(そのため,スライダーで誤って100%をクリックしても100%にならない)
  • 1秒間に 20% 以上音量を上げられないようになる
  • 30分間 何も再生されていない状態で,再生を開始すると,音量が 20% になるようになる(すでに音量が小さくなっている場合を除く